HOME » 【TOEICパート6】出題パターンと攻略法を徹底解説!
「パート6に苦手意識を持っています。攻略法を教えてください。」
「パート6の文挿入問題を解くときのコツってありますか?」
「パート6のスコアを伸ばすための勉強法があれば教えてください。」
本記事では、このようなお悩みを解決することができます。
パート6は長文空欄補充問題となっています。パート5と似ている部分もありますが、パート6は長文を読む必要があるので、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
私自身、以前はパート6に苦手意識を持っていましたが、パート6の出題パターンを把握し、対策を行ったことで、今ではパート6が得意になりました。
そこでこの記事では、パート6の出題パターンと攻略法を紹介していきます。
この記事を読むことによって、パート6のスコアを向上させることができますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
パート6は長文空欄補充問題です。一つの長文の中に空欄が4つあります。4つの選択肢の中から最も適切なものを選び、空欄を埋めていきます。
パート5と異なる点は、パート6は前後関係から推測しないと解けない問題があることです。問題数は16問となっています。
ここからは、パート6の出題パターンを紹介します。実際の問題を使って、それぞれのパターンの解き方もあわせて解説していきます。
TOEICパート6の出題パターンは以下の3つです。
・文法問題
・語彙問題
・文挿入問題
以下の問題を利用して、詳しくそれぞれの特徴を見ていきましょう。
To: Project Leads
From: James Pak
Subject: Training Courses
To all Pak Designs project leaders:
In the coming weeks, we will be organizing several training sessions for (131 ) employees.At Pak Designs, we believe that with the proper help and support from our senior project leaders, less experienced staff can quickly (132 ) a deep understanding of the design process.
(133 ) , they can improve their ability to communicate effectively across divisions.When employees at all experience levels interact, every employee’s competency level rises and the business overall benefits.
For that reason, we are urging experienced project leaders to attend each one of the interactive seminars that will be held throughout the coming month.
(134 ).
Thank you for your support.
James Pak
Pak Designs
No. 131
(A) interest
(B) interests
(C) interested
(D) interestingNo. 132
(A) develop
(B) raise
(C) open
(D) completeNo. 133
(A) After all
(B) For
(C) Even so
(D) At the same timeNo. 134
(A) Let me explain our plans for on-site staff training.
(B) We hope that you will strongly consider joining us.
(C) Today’s training session will be postponed until Monday.
(D) This is the first in a series of such lectures.
引用:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample06.html
以下の解説を見る前に、まずはご自身で解いてみてくださいね。
文法問題は、文法の知識を駆使して解く問題です。カッコの前後を見るだけで正解を導くことができることが多いです。
上記の問題でいうと、131と133が文法問題にあたります。それぞれ解説します。
まずは131の選択肢を見ていきましょう。
(A) interest(動詞・興味を持たせる)
(B) interests(三人称単数の動詞・興味を持たせる)
(C) interested(形容詞・興味を持っている)
(D) interesting(形容詞・面白い)
選択肢に異なる品詞が並んでいますよね。これは文法問題の特徴です。この問題を解くときは、カッコの前後に注目しましょう。
training sessions for (131 ) employees.
カッコの前には、training sessions for(のための研修会)、カッコの後には、employees(社員)とあります。
そのため、カッコの中に入るのは、interested(興味を持った)となります。
このinterestedは形容詞として使われていて、employeesという名詞を修飾しています。broken watch(壊れた時計)やstolen wallet(盗まれた財布)と同じ構文ですね。
次に133の選択肢を見ていきましょう。
(A) After all(結局)
(B) For(ために)
(C) Even so(たとえそうだとしても)
(D) At the same time(同時に)
133は131に比べると少し難易度が上がります。なぜなら133の問題では、カッコの前後を文章単位で比べる必要があるからです。
【カッコの前の文章】
At Pak Designs, we believe that with the proper help and support from our senior project leaders, less experienced staff can quickly develop a deep understanding of the design process.(パックデザインズでは、シニアプロジェクトリーダーによる適切な援助とサポートにより、経験の少ない社員がデザインプロセスについて理解を深めることができると信じています。)
(133 ) ,
【カッコの後の文章】
they can improve their ability to communicate effectively across divisions.(彼らは部署間のコミュニケーションを効率的に取る能力を高めることができます。)
カッコの前には、「先輩社員が後輩を助けることのメリット」が書かれていて、カッコの後には、「先輩社員が後輩社員を助けるもう一つのメリット」が書いてあります。
よって、カッコの中には、DのAt the same time(同時に)が入ります。
次に語彙問題を見ていきましょう。上記の問題でいうと、132が語彙問題になります。
132の選択肢を見ていきましょう。
(A) develop(発達させる)
(B) raise(上げる)
(C) open(開く)
(D) complete(競う)
ご覧のとおり、異なる動詞が4つ並んでいます。品詞は同じで、どれも動詞です。これが語彙問題の特徴ですね。
この4つの選択肢はどれも比較的易しい単語なので、文脈を読み取れるかどうかが勝負になってきます。
カッコの前後を見ていきましょう。
less experienced staff can quickly (132 ) a deep understanding of the design process.
カッコの前が、less experienced staff can quickly(経験の少ない社員がすぐに~できる)、カッコの後が、a deep understanding of the design process.(デザインプロセスをより深く~)となっています。
「~」に入る動詞を選ぶ問題ですね。
ここでは、Aのdevelop(発達させる)が入ります。Developには、発達させる、開発する、伸ばす、発揮するといった様々な意味があります。
ここで重要なのがコロケーションです。コロケーションとは、単語と単語の組み合わせのことです。
Develop a deep understanding (深く理解する)というコロケーションを知っていないと、自信を持って解くことができません。
なので、様々なコロケーションを覚えておくことが大切です。
最後がパート6の最難関問題である文挿入問題です。選択肢が文章になっていて、前後関係を考えながら、空欄に最も適切な文章を挿入する問題です。上記の134が文挿入問題にあたります。
134の選択肢を見ていきましょう。
(A) Let me explain our plans for on-site staff training.(現場スタッフトレーニングの計画について説明させてください)
(B) We hope that you will strongly consider joining us.(私たちは、ぜひあなたに参加してほしいと思っています。)
(C) Today’s training session will be postponed until Monday.(今日の研修は月曜日まで延期となるでしょう。)
(D) This is the first in a series of such lectures.(これはそのような講習の第一回目となります。)
カッコの前後は以下のとおりです。
【カッコの前の文章】
For that reason, we are urging experienced project leaders to attend each one of the interactive seminars that will be held throughout the coming month.(これらの理由から、我々は経験豊富なプロジェクトリーダーに、来月に開かれるセミナーに参加してほしいと考えています。)
(134 ).
【カッコの後の文章】
Thank you for your support.(ご支援ありがとうございます。)
カッコの前後を簡単に要約すると、カッコの前では、「セミナーに参加してほしい」、カッコの後は、「ありがとう」と言っています。
なので、この前後関係を考えると、BのWe hope that you will strongly consider joining us.(私たちは、ぜひあなたに参加してほしいと思っています。)が入りますよね。
このようにカッコ前後の文章を冷静に比較し、どういった関係なのかを見極めて、空欄に文章を挿入するようにしましょう。
ここからはパート6で高得点を取得するための攻略法について解説していきます。
パート6では、時間に気を付けながら問題を解いてください。パート6で時間を使い過ぎてしまうと、パート7で時間が無くなり、塗り絵をすることになってしまいます。
リーディングセクションの時間配分は以下をご参照ください。
問題数 時間配分 1問にかけられる時間
パート5 30問 10分 20秒
パート6 16問 10分 37秒
パート7 54問 55分 1分
合計 100問 75分
パート6にかけられる時間は1問につき37秒です。ただ、文挿入問題は時間がかかるので、1分ぐらいかけても大丈夫です。
その代わり、文法問題を10秒ほどで解いて、平均1問37秒で解けるようにしましょう。
文挿入問題は時間がかかるうえ、かなり難しいです。そのため、1分以上考えてみて難しかったら、捨てるというのも一つの手です。
この攻略法は、TOEIC満点を目指しているような上級者にはおすすめできませんが、600点、700点目標の方であれば、この手法を使ってみてもいいと思います。
パート6の文挿入問題を捨てた分、パート7の簡単な問題に時間を割くことができますよ。
上記の例題のとおり、パート6はEメールや手紙が出題されることが多いです。問題を解き始める前に、送り主、あて先、掲題を確認するようにしましょう。
これらを確認しておくと、だれがだれにどういった理由でメッセージを送っているのかが理解できます。全体像が分かっている状態で文章を読み始めると、内容がスッと頭に入りやすくなります。
上記の例題でいうと、見るポイントは以下のとおりです。
【最初の部分】
To: Project Leads
From: James Pak
Subject: Training Courses
James Pakがプロジェクトリーダーに向けて送ったトレーニングコースについてのメールだということが分かります。
【最後の部分】
James Pak
Pak Designs
Pak Designsに所属しているJames Pakが送ったメールということが分かります。
ここには役職が書いてあることもあるので、そこにも注目してください。
今回はパート6の出題パターンと攻略法を紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
パート6は前後関係を判断して、空欄を埋めていくのがポイントです。普段、英語の文章を読むときも、文章の前後関係に注意して読むようにすると、パート6の練習になりますよ。
ぜひ試してみてくださいね。
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