HOME » 時間が足りない?【TOEICリーディング】時間内に終わらせる5つのコツ
「TOEICのリーディングパートが時間内に終わらない。。」
「最後の方はいつも塗り絵になってしまう。。」
「どうしたらリーディング問題を速く解けるようになるの?」
今回はこのような悩みをお持ちの方に向けて記事を書いていきます。
TOEICのリーディングは読む量が多いので、時間内にすべてを解き終えるのは非常に難しいですよね。
私自身、以前は時間内にすべての問題を解くことができず、毎回塗り絵をしていた時期がありました。
しかし、現在はリーディングで10分余るほどに成長しました。
早く解けるようになった理由は、あるコツを使ったからです。
そこでこの記事では、TOEIC980点の私がTOEICのリーディングを時間内に終わらせる5つのコツをご紹介していきます。
記事の後半では、リーディングの勉強法についても解説していきますので、ぜひチェックしてくださいね!
TOEICのリーディングが時間内に終わらない理由
TOEICのリーディングが時間内に終わらない理由は2つあります。
・リーディングを速く解くための攻略法(コツ)を知らない
・リーディング力が足りない
逆に言うと、この2点を満たしていれば、初心者であっても塗り絵をすることなく、時間内に最後まで解くことが可能です。
この記事では、上記の2点について詳しく解説していきます。
TOEICのリーディングを時間内に終わらせるコツ
TOEICのリーディングを時間内に解き終えるためのコツを5つご紹介していきますね。
1. 時間配分を把握する
TOEICのリーディングセクションはパート5、パート6、パート7の3つのパートから構成されています。まずは、各パートの時間配分を把握しておきましょう。
問題数 / 時間配分 / 1問にかけられる時間
パート5・・・30問 / 10分 / 20秒
パート6・・・16問 / 10分 / 37秒
パート7・・・54問 / 55分 / 1分
合計 100問 75分
問題を解くときは、この時間配分を意識するようにしましょう。例えば、パート5にかけられる時間は約10分です。
もしもパート5に20分かけてしまったら、パート6とパート7を解ききることはできません。
じっくり問題を解きたい気持ちも分かりますが、TOEICには時間制限があるので、上記の時間配分どおりに解くようにしましょう。
ただ、数分の誤差は許容範囲です。あまりに神経質になりすぎて、逆にリズムが崩れないようにしましょう。
2. 模試で時間感覚を身に着ける
時間配分が理解できたら、模試を使って時間配分どおりに解けるか確認しましょう。
最初は時間配分どおりに解くのは難しいと思います。しかし、何回も模試を受けると少しずつ慣れてきます。
TOEICは英語力以外にTOEIC力も必要です。
実際、大卒のネイティブスピーカーがTOEICを受けても、満点を取得できないこともあります。つまり、TOEIC慣れしていないと、いくら英語ができる人でも高得点は望めません。
いかに本番前に模試を何度も解いてテストに慣れておくかが勝負です。
また、本番ではスマホを時計代わりとして使うことは許されません。
模試を解くときは、本番で実際に使う時計を使用し、本番環境を再現しましょう。
3. 設問は先読みする
パート7の長文読解では、設問を先読みしましょう。
「先読みをするorしない」については、意見が分かれるところですが、個人的には絶対先読みはするべきだと思います。
というのも、先に本文を最初から最後まで読んだ後に、設問を読むと、本文の内容を忘れてしまいます。
まずは、設問を読んでから、何が問われているのかを確認しましょう。
問われている内容を把握したうえで、その答えを探すつもりで、本文を読み進めます。答えが分かった段階で、選択肢を選びマークシートにマークしていきましょう。
この方法で解いていけば、本文の内容を覚えておく必要はありません。
英語力が高い上級者であれば、先読みしなくても本文の内容を覚えていられるかもしれませんが、初級者から中級者は必ず先読みするようにしましょう。
4. 難しい問題は捨てる
TOEICのスコアは「正解数」に基づいて算出されます。
簡単な問題でも、難しい問題でも、同じ1問です。つまり、難しい問題に時間をかけるのは、効率が良くありません。
5分かけて難しい問題を1問解くよりも、30秒で簡単な問題を10問解いた方が効率的です。
また、序盤から後半にかけて徐々に問題が難しくなっていくわけではありません。以下のとおり、パートごとに難しい問題が出題されるポイントがあります。
パート5:最後の10問
パート6:文挿入問題
パート7:165~175
難しくて分からないと思ったら、潔く諦めて、適当にマークしたほうが効率的です。
難しい問題を飛ばしながら解いていけば、後半の簡単な問題を確実に取ることができるので、スコアアップが期待できます。
5.「Not 問題」も捨てる
「Not 問題」とは、「この中で本文に当てはまらないものはどれですか?」という問題です。
この問題は、4つの選択肢を本文と照らし合わせる必要があるので、とても時間がかかります。
すぐに答えを見つけられそうであれば、それはそれでいいのですが、解くのに時間がかかってしまいそうな場合は適当にマークして、次の問題に進みましょう。
「そんなに捨てて大丈夫ですか?」という声が聞こえてきそうですが、大丈夫です。
難しい問題や時間のかかる問題に時間をかけるより、簡単な問題を確実に取った方がスコアは上がります。
実際、私は難しい問題と時間のかかる問題を捨てて、880点を取得したことがあります。
リーディング力を自力で上げる方法3選
上記でご紹介したコツを知っておくと、スコアが上がりやすくなります。
しかし、このコツを知ったからといって、リーディング力が上がるわけではありません。ここからは、本質的にリーディング力を上げる方法を解説していきます。
1. 語彙力・文法力の強化
リーディング問題を解くうえで、語彙と文法は必要不可欠です。
TOEICで出る単語は数が限られているので、短期集中で覚えてしまいましょう。「TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ」や「キクタンTOEICシリーズ」などのTOEICに特化した単語帳を使用することをおすすめします。
また、「世界一わかりやすいTOEICテストの英文法」などTOEICによく出る英文法を解説した本はたくさんあります。まずは1冊、最初から最後まで通して読んでみましょう。
文法を強化すると、文法問題が解きやすくなるだけでなく、長文を読むスピードが上がりますよ。
2. 精読・多読
TOEICのリーディングを時間内に解くには、読むスピードを上げる必要があります。読むスピードを上げるには、精読と多読が効果的です。
精読とは、文章構造を確認しながら、じっくり読む勉強法です。辞書を使いながら、ひとつひとつの単語、熟語、文法に注意を払います。
精読をすることによって、英文を正確に読めるようになる能力を伸ばすことができますよ。
多読は、文字通り英文をたくさん読むことです。多読を行うと、英文を速く処理できるようになります。スポーツと同じで、英語はとにかく量をこなさないと、上達しません。
なるべく多くの英文を読んで、読むスピードを上げていきましょう。
3. 音読
音読は英語脳を育成するのに効果的です。英語脳が出来上がると、後ろから訳して読む癖が修正されるので、読むスピードが速くなります。
以下の例文を例にとりましょう。
This is the bag which I bought yesterday.
これは私が昨日買ったバッグです。
関係代名詞が使われている文章です。英語脳が育成されていないと、後ろから訳して読んでしまうでしょう。
そこで英語脳を育成するために、この文章を何度も何度も音読するのです。
そうすると、英語を英語のまま理解できるようになり、今後同じような文章を読んだときに、後ろから訳さずに理解できるようになります。
まとめ
今回は「TOEICのリーディングを時間内に解くコツ5選」を解説しました。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した方法で解いていけば、塗り絵をすることなく、最後まで解ききることができるようになるので、ぜひ実践してみてくださいね!
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