HOME » 英検2級の二次試験は練習相手がいなくても受かる!おすすめの勉強法をご紹介します
英検2級の一次試験に合格したみなさん、おめでとうございます!
それから、今後英検2級を受験しようと思い二次試験に不安がある方はたくさんいらっしゃると思います。
なかでも、英語の面接なのに練習相手がいないのでどう対策すればいいか不安だと感じる方は多いと思います。私も高校生の時に受験した際、全く同じ悩みを抱えていました。
でも安心してください!
実は練習相手がいなくても英検2級の二次試験対策は十分にできます。
現に私は特別頭のいい学校に行っていたわけでも、帰国子女でもなく、そして面接の練習相手になってくれるような人は周りにいませんでしたが一発で合格することができました。
それでは、具体的にどのようにして対策すればいいかご紹介いたします。
練習相手は必要ないですが、過去問は必ず手に入れましょう。
敵を知らずして勝利はできないとよく聞きますがその通りで、まずは過去問に目を通して毎年の出題傾向を探るのが必須です。
そこで、どこの出版社が良いか迷うと思いますが、旺文社の「10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版」がおすすめです。
理由は、カラーコピーで見やすいということと、解説がわかりやすく丁寧なので自分ひとりでもしっかりと対策ができるからです。
そして購入すると、試験会場に到着してから面接を受け、試験会場を出るところまでをリアルに体験できる動画を見られる特典もついてきます。
スマートフォンのアプリを利用すると出題内容や重要な語句などを聞くこともできますので、英検2級の二次試験対策にはとてもおすすめです。
英検2級の二次試験ではまず入室後、座って挨拶をしたあと、英語の文章とイラストが載ったカードが渡されます。ここまでは準2級と同じです。
準2級では2コマのイラストでしたが、2級になると3コマになります。カードを手渡されたら、20秒間与えられるのでその間に英文章を黙読します。
質問は全部で4問です。
1問目は文章に対する質問です。
面接官は、「According to the passage,」のあと、「Why~?」または「How~?」という形で質問します。
「Why~?」で聞かれたら文章からその理由となる箇所を探し「Because~」、「How~?」で聞かれたらその手段や方法となる箇所を探し「By ~ing~」で答えましょう。
It can be troublesome for parents with young children to go shopping in crowded places. For this reason, more shopping centers have started offering their customers childcare services. Some customers with children choose shopping centers that provide these services. In this way, they do their shopping more easily. Such services are becoming available even in places such as theaters and hospitals.
上記の分は英検2級二次試験の公式サンプル問題です。
問題が、「According to the passage, how do some customers with children do their shopping more easily?」だとすると答えはどうなるでしょうか?
まず、「How~?」で聞かれているので、「By ~ing~」の形で答えられるように、「子供連れのお客さんがより簡単にお買い物できる方法」を探します。
1行目には、「小さい子供連れの親たちにとって混雑した場所でお買い物するのは面倒になり得る。」とあり、そのあと、「For this reason=こうした理由により」と続き、「多くのショッピングセンターは保育サービスの提供を始めました。」とあります。
よって、解答は、「By choosing shopping centers that provide childcare services.=保育サービスを提供しているショッピングセンターを選ぶことによって」となります。
過去問をするうえでは、「Why~?」と「How~?」のどちらの質問も自分で用意しておいて、どちらのパターンで質問されても答えられるように、何度も口に出して答える練習をしましょう。
2問目は最初にイラストを見る20秒が与えられ、その後にイラストで何が描写されているか簡単に口頭で説明します。この時、話し始めの文頭の語句が指定されているので必ずその語句から始めましょう。
イラストは3コマ漫画のようになっていて、1コマ目にはセリフがあります。
公式ホームページのサンプルを参考にすると、
1コマ目 2コマ目
小さな子供連れの両親が登場人物 Ten minutes later
お父さん:「They’ll take care of our baby ⇒ お父さんが荷物をロッカーへ預けている
While we look around.」 お母さんは鑑賞を楽しみにしている様子
3コマ目
Two hours later at the gift shop お父さんはおみやげを選んでいる
⇒ お母さんは子供のことが心配な様子
というように、1コマ目にだけセリフがあり、そのあとは時間の経過が文章で書いてあるのみで、イラストから情報を読み取ることが重要になってきます。
20秒間でイラストから情報を読み取り、更に簡潔に文章にまとめなければいけません。
この質問の場合、話し始めは「One day, the Sasaki family went to an art museum that offered childcare services.」と指定されているので、必ずこの文章から話し始めましょう。
そして、1コマ目は必ずセリフがあります。このセリフをそのまま言うと減点になってしまうので、スムーズな文章になるよう、直接話法か間接話法を使います。
直接話法はセリフをそのまま使うことができるので便利だと思いますが、必ず、「誰が、(誰に)、言った=Mr.〇〇 said to his wife, “セリフ”.」という形の文章で言うようにしましょう。
一方間接話法というのは、セリフをそのまま使わず、「My mother told me to study English.(直接話法だと、My mother said to me, “Study English”.)」という形になります。
このサンプル問題の場合だと直接話法がスムーズな文章になります。
⇒Mr. Sasaki said to his wife, “They’ll take care of our baby while we look around”.
そして、1コマ目から2コマ目にかけてと、2コマ目から3コマ目にかけて、時間の経過が書いてあるので必ず入れるようにしましょう。
イメージとしては、指定の文頭→セリフ→時間の経過→2コマ目の説明→時間の経過→3コマ目の説明です。
2コマ目と3コマ目のイラストから読み取った情報はそのまま簡潔な英語で話しましょう。基本的にはイラストで描かれている様子や感情などは全て過去形に揃えておいて大丈夫です。
模範解答は以下です。
One day, the Sasaki family went to an art museum that offered childcare services. Mr. Sasaki said to his wife, “They’ll take care of our baby while we look around.’ Ten minutes later, Mr. Sasaki was putting his bag into a locker. Mrs. Sasaki was looking forward to seeing the paintings with her husband. Two hours later at the gift shop, Mr. Sasaki was choosing a toy for their baby. Mrs. Sasaki was worried that their baby might be crying.
3・4問目は、問題カードとは関係なく、一般的な事柄に対する質問に対して自分自身の意見を答えます。
3問目は、I agree. / I disagree.のあとにその理由を簡潔に説明します。
4問目は、Yes / No で答える質問をされるので、どちらかで答えた後、さらに理由を聞かれるので簡潔に説明します。
3・4問目はどちらも2文で答えるのがベターです。1文目はそう思う理由、そして2文目に根拠となる具体例で裏付けできるといいです。
3問目以降の質問は様々なトピックから出題され、文化や環境、テクノロジーなど一般常識が必要となるので、常日頃からニュースや新聞に目を通して関心を持っておくことが大事です。
ちなみに、2次試験の受け方については英検の公式HPでも紹介されています。
「英検バーチャル2次試験 2級」という面接時の流れが紹介されたアニメーション動画もありますので、ぜひ一度本記事と照らし合わせながらチェックしてみてください。
旺文社の過去問にはCDと問題カードがついているので、是非活用しましょう。そしてもう出番がないと思われた一次試験のリスニングのCDも実は使えます。
解答に本文が載っているので、シャドーイングをして英語を話すことに対する抵抗を無くして、話すことになれていきましょう。
そして、発音にも気をつけながらできるだけCDの音声と同じ発音ができるように繰り返しシャドーイングをするといいです。
これをやるとやらないでは、大きく差が出ます。
いきなり二次試験に臨んでも、思った以上に英語が口から出てこず、発音も減点がされてしまうので毎日少しの時間でもいいので「英語を話す」ことに集中しましょう。
よく、過去問は受験前ギリギリになるまで置いておく、という方がいますがこれはやめたほうがいいです。
できるだけ早く傾向を知り、対策を重ねることが勝利への近道なので、まだ自信がなくてもとりあえず過去問をひとつ解いてみましょう。
そして、一度解いたからといって、もうそれ以上やらないのではなく、知っている問題だとしても何度でも解きましょう。
反復練習をすることによって、語彙が増え、言い回しも増えていくので気が付けばスラスラと質問に対する答えが口から出ている状態になっています。
騙されたと思って何度でも取り組みましょう。
過去問も何度も解いて余裕がある方は是非ステップアップとして、英字新聞や洋書を勉強に取り入れてみましょう。
特に、英字新聞は、時事ネタが多く出てくるので、質問3・4の対策になります。
まずはご自身が興味のあるトピックからでいいのでたくさん読んでみましょう。
そして自分だったらこうする、なんでこうなっているんだ?というように疑問や意見を持つことが大事です。
更にそれをすぐに英語で言うことができれば素晴らしいです。
案外、質問3・4を答える際に、英単語が出てこなかった、という方が多いので、英字新聞や洋書から語彙を増やしておくことも重要です。
英検2級の二次試験はたとえ練習相手がいなくても、何度も過去問を解いて、とにかく話すことに注力すれば必ず合格することができます。
反対に一番よくないのは、頭の中だけで過去問を解くことです。言語は話さないと身に付きません。是非、たくさん英語を話して口と脳を慣れさせながら勉強しましょう。
そんな英検2級対策にはオンライン英会話「クラスライブ」 もオススメです。英検対策用のコースもございますので、ぜひ無料体験レッスンを受けてみてくださいね。
皆さんが合格できますように。応援しています!!
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