HOME » part5を8分で攻略!TOEICは序盤のスピードがカギ
TOEICで900点などの高得点を狙うのであれば、英語力はもちろん当日の時間配分が大きなカギを握ります。
そこで皆さんはpart5を完了するまでに何分かかっていますか?
TOEICで高得点を出す多くの人が、このpart5を8分弱で終わらせ最終のpart7に時間を回しています。
そこで本記事では、part5を最速で駆け抜け、いかにしてpart7に時間を残すか、具体的な方法や問題の切り分け方について徹底解説していきます。
ではまず、そもそもなぜpart5を最速で駆け抜ける必要があるのでしょうか?
結論から言うと、part7により多くの時間を残しておくためです。
part5・6のような語彙力や文法を問われる問題では、答えを導き出す際に「どのように考えるか」ではなく「知っているか」でほとんどの答えが導き出せます。
そのためpart5は考えて解く必要が少なく、いかに情報やテクニックを知っているかがカギとなります。
そこで出来た時間の貯金をpart7に回し、より「どのように考えるか」が問われる問題に集中させることで、全体的なスコアアップが狙えます。
一般的なTOEICの時間配分はpar5で10分、part6で10分、part7で55分が平均とされています。
そのため、part5の問題数が30問であることを考えると、1問あたり20秒かけられます。
この時間を4秒縮めることで、part5を8分で終わらせることができます。
一見するとたった2分かもしれませんが、同じく語彙力が問われるpart6も8分で切り抜けると、合計で4分、早い人で5分の貯金ができます。
最終のpart7で5分の余裕があるか無いかでは大きな違いがあるため、たかが2分と侮ってはいけません。
ではまず、そもそもどのようにしてpart5で時間短縮を実現するのでしょうか。
そこで重要なのが、問題を見極めて切り分ける能力です。
具体的にpart5では、以下のような2パターンの問題が存在するで、それを瞬時に見極める必要があります。
今回の記事で最も伝えたいのが、この空欄の前後だけで正解が出せる問題です。
具体的には文法や語法、品詞の問題は問題文を全て見なくても、空欄の前後の関係性を抑えることで瞬時に答えを導き出すことができます。
この問題が出た際には10秒以内に正確な答えを導き出したいところです。
例えば以下のような例題が解りやすいでしょう。
※1
Ms.Marwick nearly missed her flight after( )heavy traffic on her way to the airport.
A: encounter
B: encountering
C: encountered
D: being encountered
ちなみにこの場合の正解はBです。
まず最初に目をつけるのが( )の前にあるafterの品詞です。
この場合のafterは前置詞のため、後ろに当てはまるのは名詞か動名詞に絞られます。
この時点で、第一段階として答えがBとDに絞られます。
さらに( )の後ろを見るとheavy traffic(大渋滞)と目的語が来ています。
この時点でheavy trafficを目的語に取る単語が必要となり、第二段階でDが選択肢から外れます。
よってこの場合の答えはB:encouteringで「大渋滞に遭った」となります。
ちなみに、この場合 on her way以降の単語はほとんど使いません。
このテクニックを取得し、part5で瞬時に発動することで、大きく時間を縮めることができます。
一方で問題の切り分けの際に、時間がかかるとジャッジを下す問題が上記以外の問題です。
具体的には文脈型や時制型のような、全体を見て文の意味を理解しなければいけないタイプを指します。
例題としては以下のタイプの問題です。
※1
Mr. LeBlanc will need to rent or borrow a vehicle while( )is undergoing repairs in the shop.
A: he
B: him
C: his
D: himself
まずは( )の前後を見てください。
( )の後ろにisがあるため、一見すると主格であるAが当てはまりますが、本当にそれで意味が通じるでしょうか?
前半の文では「Mr. LeBlancは車を借りる必要がある」と記載されています。
さらに後半では「( )が修理期間中」とあります。
この場合、修理されているのは何でしょうか?
もちろん、「彼の車」になりますよね。
よって答えはのC:hisとなります。
このように文全体を読まずに、isがあるから主格のAを当てはめてしまうと「彼が修理されている期間中」となり文脈がおかしくなります。
そのため、まずは問題に目を通しこのような文脈型だと判断した際は、最後まで分を読む必要があるので、割り切って時間を割くようにして下さい。
part5のスピードを上げる大前提として、前述どおり問題の切り分けは非常に大切なテクニックです。
そして、実際に切り分けたあと、空欄の前後だけで解ける問題でスピードを上げるには、主に以下のようなコツが必要です。
まずは単純に知っている語彙の数を増やすことはマストです。
そもそも語彙力を問われているpart5で知らない単語にであった時点で、正解率は大きく下がり予測を立てる工程が生じ大幅な時間ロスに繋がります。
運よく選択肢の1つだけが知らない場合、最悪消去法で当てることもできますが、選択肢の2つ以上に知らない単語がある時点でその問題を落とすくらいの危機感を持ってください。
part5は良くも悪くも知識を機械的にアウトプットする問題であり、その流れを崩すわけにはいかないので、知らない単語の予測などに時間を取られている余裕はありません。
そのため、もしも選択肢に2つ以上知らない単語があり、見た瞬間に悩むくらいなら直感でどれか1つを選ぶくらいのスピード感が必要です。
語彙力ももちろん必要ですが、同時に適切な品詞の用法も頭に入れておく必要があります。
先述でも触れたように、空欄の前後で解ける問題の多くは正しい品詞の使い方が求められています。
そのため、特定の品詞の前後当てはめることのできる品詞、できない品詞はある程度暗記して、その知識を瞬時に引き出せるように瞬発力を鍛えてください。
練習の段階でこの作業を10秒でできるまで仕上がれば、テスト当日はおそらく10~13秒当たりで行えます。
具体的にこの瞬発力を鍛えるのであれば、※2「新OEIC ®TEST900点特急パート5&6」の利用がおすすめです。
「新OEIC ®TEST900点特急パート5&6」は問題タイプ別に練習問題があるため、その中の「品詞タイプ」の問題を何度も解くことで瞬発力をつけられます。
どうしても日本人である以上、感覚に依存する前置詞をマスターすることは難しいです。
極端な話前置詞は多少間違っていても、相手が意味をくみ取ってくれるため知らず知らずのうちに間違った用法で覚えてしまうことも少なくありません。
カタコトの外国人が「てをには」(日本語の助詞)を間違って使用しても、皆さん彼らの言いたいこと自体は理解できますよね?
そのため、TOEICで高得点を取ることに重点を置くのであれば、意味合いよりも熟語と合わせて暗記してしまった方が良いです。
例えばsign up~という熟語の場合、~部分には様々な前置詞が来ますが、感覚ではなく以下のように前置詞ごとまとめて覚える方が効率的です。
※3
①sign up as:~として申し込む
②sign up for:~に申し込む
③sign up to:~に申し込む
④sign up at:~へ申し込む(申し込み場所を表す)
⑤sign up on:~へ申し込む(申し込み場所を表す)
このようにsign up~だけでも無数の前置詞と組み合わせられますが、感覚で解けないのであれば分解せず、熟語単位で暗記してしまうことがおすすめです。
このようにTOEICで高得点を狙うのであれば、英語力や正確性はもちろんの事、テクニックを取得し全体的なスピードアップを図る必要があります。
特にpart7では純粋な英語力が試されるため、多くの時間を残しておきたいところです。
そうなると必前提にテクニックで攻略できるpart5・6の回答スピードを上げていく必要があります。
TOEIC900点の突破圏内に来ている人は、英語力自体は相当高まっています。
そこでTOEICの回答に特化したテクニックを身につけスピードを上げることで、part7で余裕を持った回答ができ採取的にスコアアップに直結します。
TOEICの点数が800点台で止まってしまい悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にテクニックを身がき、スピードアップを目指してください。
英検準1級
TOEIC920
中高教諭一種免許
小中学生向けに英語スクールを経営。その英語スクール内でオンライン英会話の制度も導入してあり、海外の先生と直接話をしながら生徒たちのために授業内容の調整などを行っております。
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