HOME » 「〜の間」for、during、whileの違いを解説!英文法がゼロからわかる
第二言語として英語を学ぶ際、多くの人の頭を悩ませているのが前置詞や接続詞の使い分けでしょう。
そもそも前置詞の場合日本語にはない品詞であり、明確なルールよりかは感覚に頼る部分が多いため、どうしてもマスターすることが難しいです。
しかし、この複雑な前置詞の使い分けをマスターすることで、一歩上のレベルで英語を話せるようになります。
そこで本記事では、時間を表す前置詞「for」「during」と接続詞「while」にフォーカスして徹底解説をしていきます。
日本語で時間を表す時には「~の間」という表現で伝わります。
例えば、7月の間、夏の間、私が勉強している間など、「~の間」と付け加えることで意味が成立します。
一方で英語の場合、文法的な観点から「for」「during」「while」などと、複数の前置詞や接続詞を使い分けなければなりません。
後ほど詳しく解説しますが、基本的には後ろに来る単語や文の構造によって変わってくるため、日本語で言う「~の間」と意味自体は変わらなくとも、様々な表現方法が存在します。
実際に英語を話す際に限定すれば、上記の3つを混同して話しても意味自体は通じます。
しかし、TOEICや英検などのアカデミックな文法のテストの場合、この3つの使い分けを間違えると減点になってしまうため、それぞれの特徴を抑えて理解する必要があります。
日本語で言う「~の間」を表すとしても、英語の場合は以下の3つの単語を使い分ける必要があります。
そこで、それぞれの前置詞、接続詞について解説を行っていきます。
まず最初にforは前置詞として「~の間」と物事の継続期間を表します。
そのため、for tow weeks、for a monthなどと言ったように、ある程度まとまった限りのある期間を指すため、基本的用法としては「for + 継続期間」となります。
またforの場合は上記のように2週間や1ヶ月といったただの期間を表す際に使用されるため、日常で最もよく使用されている前置詞の一つです。
つまり、前置詞の穴埋め問題では、基本的に空欄の後ろを確認し、a week、 tow daysなど、単なる継続期間を表す単語があればforが適切な答えとなります。
ただ一方で、以下の場合はどうでしょうか。
We usually go out on weekends, but we don’t often go out( )the week.
私たちは普段週末は出かけますが、平日はあまり出かけません
上記の分の場合、空欄に当てはまる前置詞はforではなくduringです。
duringについては後ほど詳しく解説しますが、空欄の後ろがthe weekと継続期間ではなく具体的な日にちを示しているため、forを選んでしまうと間違いになります。
そのため、空欄の後ろが単純に week、day、monthなどと言った期間を表す単語でも、その前の冠詞が「a」と「the」では大きく意味合いが変わってきます。
このように、forを選ぶか否かは空欄の後ろに来る冠詞+名詞で判断することができます。
次にforとよく混同されがちなduringについての解説です。
結論的には、duringもforと同じく、訳するときは「~の間」と訳されます。
ただforとの決定的な違いとして、forが後ろに継続期間を取ることに対して、duringは後ろに名詞句(具体的な出来事)を取ります。
そのため、前置詞の穴埋め問題の際、空欄の後ろが the movie、the vacationなどといった具体的な名詞句が来ている場合は、forではなくduringが正解となります。
加えてforの場合、for a dayのようにどれくらいの継続期間があるかを表しますが、during a dayのような用法は存在せず、継続期間を表すことはできません。
duringが後ろに取る単語はあくまで具体的な出来事のため、同じ「~の間」という訳でも、継続期間ではなく発生した出来事を取り上げ、上記のように映画の間、休暇の間といような表現になります。
また、このようなduringの概念を覚えることに適しているのが、以下の例文です。
A. I fell asleep ( )the movie.
B. I was asleep( )half an hour.
上記の例文A,Bの空欄それぞれに、forとduringどちらが当てはまるかわかりますか?
どちらも「~の間居眠りしてしまった」と言う意味合いですが、この「~の間」の概念によってforとduringのどちらを選ぶかが変わってきます。
Aの場合、後ろに来るのが映画といった、具体的な出来事、シーンのためduringが正解となり、Bであれば後ろに来るのが30分とまとまった継続期間のためforとなります。
このように、forとdurigの両方で迷った場合は、空欄の後ろの語句を確認し、継続期間なのか具体的な出来事なのかを見分けることがポイントです。
次はduringと混同しがちなwhileですが、こちらも同じく「~の間」と訳される単語です。
ただ決定的な違いは、whileは前置詞ではなく、接続詞であるということです。
そのため、whileの後ろには名詞句ではなく節がきます。
具体的には以下の例文を見てください。
A. We met a lot of interesting people ( )our vacation
B. We met a lot of interesting people ( )we were on vacation.
上記の例文はどちらも「私たちは休暇中に、多くの楽しい人々と出会いました」という英文です。
日本語訳としてはどちらも全く同じ意味ですが、文法的な観点からいうと空欄に当てはまる単語が逆になると全く意味が通じなくなります。
Aの例文の場合、空欄の後ろがour vacationと名詞句がきているため、前置詞のduringが当てはまります。
一方のBの例文は、空欄の後ろに節、つまり文章が丸ごと一つ来ているため、2つの文章をつなぐためのwhileが正解となります。
このように、日本語に訳すると全く同じduringとwhileは、空欄の後ろが名詞句(名詞のかたまり)なのか、節(SVを含めた文章)なのかを確認することで、瞬時に判断することが可能です。
上記の3つの単語は、ネイティブではない人にとっては非常に使い分けが難しい単語の代表として、多くの文法書などで取り上げられています。
しかし、ある程度コツを掴むことでテストの際に適切な回答を導き出すことができます。
上記の3つの単語で迷った際、以下の流れでフィルターにかけ正しい単語を導き出してください。
【適切な表現を選ぶコツ】
1. 空欄の後ろが名詞句なのか節なのか
2. 名詞句であれば継続期間なのか、具体的な出来事なのか
この2つを確認することで、正しい選択肢が一目瞭然でわかります。
空欄の後ろが節ならwhile、継続期間であればfor、具体的な出来事であればduringとなります。
日本語と英語では、どちらも言語であることには変わりありませんが、文法の構造などが大きく異なるため、言語距離が非常に離れている言語の代表とも言えます。
そのため、長い期間海外で過ごしていない限り、感覚に頼って適切な表現をすることは比較的難しいでしょう。
しかし、海外生活の経験がなくても、文法や語法などと言ったテクニカルな面を極めていくことで、ネイティブに近い表現方法を身につけることができます。
現在英語力向上に努めているものの、英語と日本語のニュアンスの差に悩まされている人は、この記事を参考にして、文法的な側面から適切な表現ができるようトレーニングを続けてみてください。
<例文出典元>
マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)P232 Unit116
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