HOME » 「〜まで」byとuntilの違いを解説!英文法がゼロから分かる
英語と日本語の間には多くの違いがあり、英語独特の表現や文法などに頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?
特に英語においては、時間を表現する文法が非常に複雑で、日本語では同じ単語で言い表せても英語ではしっかりと単語を使い分けないと意味が通じなくなってしまいます。
そこで今回は、「~まで」という意味を持つbyとuntilの使い分けや意味の違いについて、徹底解説を行っていきます。
結論からいうと、英語の「~まで」を表現するときは、完了と継続の2種類が存在します。
例えば以下の例文を見てください。
A. 9時まで仕事をする
B. 9時までに仕事を終える
この場合、A、Bともに「~まで」と時間を表す単語が入っており、日本語では使い分けが行われません。
しかし、この文を英語に訳すとどうでしょうか。
A. I’ll be working until 9:00
B. I’ll have finished my work by 9:00
このように、「~まで」と時間を表す際、英語ではuntilとbyを使い分けています。
上記の通り、英語で「~まで」を表すときは、~まで継続をするのか、~までに完了するのか、この2つの意味合いでuntilなのかbyなのか単語を使い分ける必要があります。
では実際に、byとuntilの具体的な意味や、用法の違いについて詳しく解説をしていきます。
先述通りbyは「~までに」何かを完了するときに使用します。
そのため多くの場合byは、何かの出来事が終了するとき、締め切りがあるときなどに多く使用されます。
では実際に、以下の例文で解説を行っていきます
A. The store is closed by 11PM.
B. I have to finish my work by tomorrow.
Aの場合はお店が11時までに閉まってしまう、つまり営業が終了してしまうことを表します。
一方のBは、明日までに仕事を終わらせなければならないと、締め切りの期限を表しています。
このようにbyを使用するときは、物事が継続することに焦点を当てるのではなく、「いつまでに完了するか」にフォーカスしていることが分かります。
そのため結論として、文脈の中でbyを使う際は、物事が完了するタイミングを表現していることになります。
一方のuntilでは、「~まで」物事が継続していることを表します。
そのため、いつものごとが終わるのかという完了時点ではなく、いつまで続いていくかという継続期間にフォーカスしています。
まずは以下の例文を見てみください。
A. The store is open until 11PM.
B. I need to study for the exam until I get over 90 points.
Aの場合、お店が何時に終わるかという完了時点ではなく、いつまで開店しているのかという継続期間を表しています。
同じくBの場合も、いつテスト勉強が完了するのかではなく、いつまでテスト勉強を続けるのかを表しています。
このように、同じ「~まで」という表現でもuntilの場合は、いつまで継続しているかという、現在から完了時点に至るまでの継続期間を表します。
では実際に、テストの穴埋め問題などでbyとuntilで迷ったとき、どのように考えればよいのでしょうか。
untilは前置詞と接続詞、byは前置詞としての語法があるため、後に続く単語の品詞だけでは簡単に切り分けができません。
そのため、大きく分けて2つの観点から使い分けのヒントを探す必要があります。
まず1つ目の観点として、日本語に訳したときに「~まで」、「~までに」のどちらが自然に聞こえるかです。
先述でも解説しましたが、untilとbyの違いは大きく分けて継続と完了の違いです。
そのため、日本語に訳した際「~まで」となれば継続「~まで【に】」と「に」が必要な場合であれば完了と訳すことができます。
A. I’ll be working until 9:00
B. I’ll have finished my work by 9:00
上記のような似た例文であっても、Aは9時まで働く、Bは9時までに終わらせると意味合いが大きく変わってきます。
そのため、まず日本語に訳した際に「~まで」と訳すか、「~までに」と「に」が必要かどうかでuntilとbyを見分けることができます。
2つ目の観点が文法上の観点です。
byは前置詞としての用法しかないため、byの後ろには名詞句しかとることができません。
しかし、一方のunitlは前置詞の他に接続詞としての用法も存在します。
そのためDon’t come in ( )I tell you to.のように、空欄の後ろが名詞句ではなく節が続いている場合は、その時点でuntilが正解となります。
この場合「あなたは私がよいと言うまで入らないで」という訳になり、日本語に訳した際もunitlの後ろは名詞ではなく「私がよいと言うまで」といった節になっています。
このように、untilには名詞をつなぐ前置詞としての役割と、文同士をつなぐ接続詞の2つの語法があるため注意が必要です。
以下にuntilとbyを見極めるためのフローをまとめたので、テストの際は参考にしてみてください。
【「by」と「until」の見極め方】
① 空欄の後ろが名詞句か節か
→ 節であれば「until」
② 名詞句であれば完了時点と継続期間どちらにフォーカスしているか
→ 完了時点なら「by」継続期間であれば「by」
さらにbyは応用することで、by the time+節で「~までの間に」という表現ができます。
これは未来、過去の両方において、その一時点までの期間を表します。
例えば「By the time we get the store, it will be closed.」の場合、日本語訳で「私が到着するまでの間に、お店は閉店してしまっているだろう」という意味になります。
この場合注意してほしいのが、未来の時点を表す際でもwe get the storeと現在形で表される点です。
この文のメインとなる節は、あくまでも「お店が閉まっている」ことなので、we get the storeは条件を加える補助的な文にすぎません。
そのため、時制を合わせる際はメインの節である「お店が閉まっている」という節を未来形に合わせ、条件として付加えられるwe get the storeは現在形で表します。
一方で「I was very tired by the time I finished.」のように、過去のことを表す場合は、メインとなる節と条件として付け加えられる節の両方が過去になります。
つまり、by the timeの用法としては、未来のことを表すときは「by the time+現在形の節」過去のことを表すときは「by the time+過去形の節」と覚えておきましょう。
このように、日本語では1つの表現で表せることでも、英語の場合は複数の単語を使い分け、適切な語法で伝えなければなりません。
また、untilとbyの場合は日常会話で間違ってしまうと、ネイティブスピーカー相手でもなかなか意味が伝わらず、日時指定の約束事などがしっかりと取り交わせなくなります。
TOEICや英検などアカデミックなレベルを上げたい人はもちろん、英会話力を上げたい人の両方にとっても、untilとbyの使い分けは必要なスキルといえます。
英語の語法において、いまいち時間の表現がつかめていない方は、ぜひこの記事を読んでuntilとbyの用法をマスターしてください。
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