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前回は、完了形の基本を解説しました。完了形の概念は、過去（大過去、未来）を持っているです。
今回のテーマである未来完了形も完了形と同じ概念で簡単に理解することができます。
前回の記事はこちら → 【英語の過去形は違う?】完了形のたった1つの概念
難しく見える現在完了形と過去完了形を終えて、今度は未来完了形で頭がいっぱいだと思うかもしれませんが、大丈夫です。
結局は、軸にしている起点が過去や現在から。今度は未来になっただけです。
現在完了形を理解できたあなたなら、今回も理解することができますよ。
未来完了形の基本とは？
未来完了形は、現在と未来のある1時点をつなげて予測する時に使用します。未来にやり終えたことを持っているので、Will＋have過去分詞で表すことができます。
例1）He will have finished this task by tomorrow.
彼は明日までに、この仕事を終えるだろう。
例2）The Cherry blossoms near my house will have bloomed by next month.
家の近くの桜は来月までには開花するだろう。
未来完了形は、現在完了形と同様に大きく分けて3つのことを表すことができます。
1. 未来完了形は「 完了結果」を表す
未来のある時点までに、何かが完了することや何かしらの結果が出ることを表すことができます。例文を見ていきましょう。
例1）I will have left my company by noon today.
今日の正午までには、私は会社を出発するだろう。
例2）The baseball game will have finished by the time we arrive the stadium.
私たちが、球場に到着するまでには、その野球の試合は終わっているだろう。
例①の意味は、正午までのどこかの時点までには会社を出発しているというニュアンスになります。9時に会社を出る可能性もあれば、10時に会社を出る可能性もあります。
ここで、注意するポイントがあります。
それは、byとuntilの違いを理解することです。
完了・結果の用法としての未来完了形で使われるByですが、Untilを間違って使用する間違いパターンがあります。
Byは「～まで」という意味があり、期限を表します。
しかしながら、Untilは「～まで」と訳しますが継続を表します。
また、Byの後は、文（主語＋述語）の形はとれません。文を使用する場合は、例②のようにby the timeを使用しましょう。
3. 経験
未来のある時点での、経験を表すことができます。
例1）I will have been to Canada three times if I go there again.
もし、もう1度カナダに行ったら、3回行ったことになります。
例2）I will have been to the movies 5 times this month if I go there with you this time.
今回、あなたと映画を見に行ったら、今月5回行ったことになります。
例①では、未来に、もう1度カナダに行った時というのを時点にしています。その時点までに、カナダに3回行くことになることを予測しています。
4. 継続
未来のある時点までの継続を表すことができます。
例1）We will have known each other for 10 years next month.
来月で、私たちは10年間、知り合っていることになる。
例2）I will have been teaching English for 10 years next month.
来月で、英語を10年間教えたことになる。
ここで、例①は完了形の形をしているのに、例②は完了進行形の形になっているのはなぜだって思ったかたがいるかもしれません。
それは、例①の動詞が状態動詞で、例②の動詞が動作動詞だからです。
4-1.状態動詞の継続
状態動詞は、know, love, seeなどのように同じ状況が続くことを説明する動詞のことを言います。
状態動詞は、その状態が現在から未来へ続いて行くことを表しているので、進行形を使う必要がありません。
例1）We will have been married for 5 years next year.
来年で、私たちは結婚して5年になります。
例2）It will have been 10 hours if we wait for 5 minutes more.
私たちがあと5分待てば、10時間立ったことになる。
4-2.動作動詞の継続
動作動詞は、1回のまとまった動詞のことを言います。例えば、RunやWaitなどです。
これらの動詞は、1回のアクションのみを表し、継続の意味が含まれていません。なので、継続を表したい場合は、進行形を使う必要があります。
例①）I will have been working for 10 hours at 5pm.
午後5時で、10時間働いていることになるだろう。
例②）I will have been studying for an hour when my mother comes back home.
母が帰ってくる時には、1時間勉強していることになるだろう。
まとめ
未来完了形は、現在と未来のある1時点をつなげて予測する時に使用します。Will have＋過去分詞の形で表します。
未来完了形では、現在完了形とどうように以下の3つを表すことができます。
・完了・結果
・経験
・継続
・完了・結果
例）He will have finished this task by tomorrow. (彼は明日までに、この仕事を終えるだろう。)
・経験
例）I will have been to Canada three times if I go there again. (もし、もう1度カナダに行ったら、3回行ったことになります。)
・継続
状態動詞と動作動詞によって、未来完了形か未来完了進行形のどちらを使用するか区別する必要がある。
状態動詞の継続
例）We will have been married for 5 years next year.
来年で、私たちは結婚して5年になります。
動作動詞の継続
例）I will have been working for 10 hours at 5pm.
午後5時で、10時間働いていることになるだろう。
HaseYuko
生まれも育ちも日本の日本人。進学校でもない普通の高校卒業後、国内企業へ入社したが数年後に退社。その後ワーキングホリデーでオーストラリアに約1年滞在したが日本人とばかり一緒にいたこともあり、英語力の大幅UPとはならず帰国。帰国後は国内企業へ入社で働きながらCA受験を開始。その頃から５つの英語学習法を取り入れたことで、初受験から3年後のTOEICで400点近くUPの790点をマーク！その後、某外資系航空会社CAに内定し転職の経験アリ。
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