HOME » 正しい英語音読のポイント【3選】中級者も間違えている?
ただ音読をするだけで英会話力や発音が良くなると思っていませんか…?実は、英文をただ声に出すだけでは、効果的な方法とは言えません。
音読をするときは、必ず意識して行うべきポイントがあるのです。
例えば、英語を実際に話している場面を想像しているか、していないかでは力のつき方がまったく違います。
この記事では、中級者以上の方向けに効果的な音読の方法をお伝えします!
「もう少し高いレベルの勉強をしてみよう」と思って、音読の文章に難しいものを選んでいませんか?リーディングを鍛えるためには、少し難しい問題にチャレンジすることはとてもいいことです。
しかし、音読をするときに難しい文章を選んでしまうと、思ったような効果が出にくくなってしまいます。
理由は、意味を理解していない単語や文章は記憶に定着しづらいからです。意味が分からない呪文を何度も声に出して覚えるよりも、意味が分かっている呪文を声に出した方が覚えられると思いませんか?
英語の勉強にも同じことが言えます。
音読をするときに、自己流の発音で読んでいませんか?すでに慣れ親しんだ単語や、ある程度どのように発音するか分かる単語は、自己流で読む人も多いのではないでしょうか?
しかし、自己流の発音で読んでいると、思い込みで間違った発音にして読んでいる可能性があります。それでは効果は半減してしまいますよね。音読をするときは、必ず音源のあるものを選びましょう。
音読の文章を選ぶときは、すべての単語の意味が分かっているものを選ぶことが重要です。単語だけでなく、文法が分かっていないところも全て調べてから音読をスタートしましょう。
すでに、すべての単語と文法、発音記号などが分かっている文章を選ぶとすぐに始められますよ。
あなたにとって難しすぎる文章は、音読には向いていません。意味が分かっていない音読をいくら繰り返しても定着しないためです。レベルの高い文章を勉強するのは、リスニングやリーディングをするときにしましょう。
音読する文章を選ぶときは、十分に理解できるレベルの文章にしましょう。「少し簡単すぎるかな」と思うレベルを音読の教材として使うのです。簡単なレベルを数多くこなすことが、英語の表現を増やすことにつながります。
そして、簡単な文章をつなげれば、長い文章になりますよね。英語を話すときは、簡潔な言い回しを使った方が相手に伝わりやすいので、音読でインプットするものは簡潔な方が向いていますよ。
音読をするときに、ただ声に出して読んでいませんか?
実は、音読には様々な方法があります。それらの方法を組み合わせることで、飽きることなく続けることができますよ。
人間は、一つの事をひたすらに続けることは飽きてしまうのです。あなたが悪いわけではありません。しかし、色々な方法を組み合わせれば音読を継続することも難しくありませんよ。
「スクリプトを見ながら音源に合わせて読む方法」をオーバーラッピングと言います。音源の音があらかじめ理解できている状態で行うほうがいいでしょう。
イントネーションやリンキングサウンドを意識しながら取り組むと、音読の効果が上がります。
「スクリプトを見ずに、音源の少し後に音読する方法」がシャドーイングです。シャドーウィングはスクリプトがないので、オーバーラッピングより難易度が高い勉強方法です。
慣れてきたら、少し後ではなくて音源と一緒に発音するのもおススメです。
実際に話している場面を想像しながら話し手になりきって読むと、より効果的ですよ。
「まずスクリプトを見ながら一文を読んだ後、スクリプトを見ずにその文章を言う方法」がRead and Look upのやり方です。
長い文章や難しい文章の場合は、一文ではなくチャンク毎にするようにしましょう。一度、頭の中に記憶する方法なので、難しい音読方法ですが、暗唱に向けての一歩になります。
音読をする目的は何ですか?「今は、なんのためにする音読なのか」を意識してみましょう。
・音を意識して読むだけ
・意味を考えながら読むだけ
どちらかに集中することで、音読の成果が出やすくなります。
ぜひ試してみてください。
発音を聞いてそっくりそのまま音をマネしていますか?音読は、まずマネをすることが一番大切です。そのため、音源がある文章を音読するようにしましょう。
発音できていない音はどれですか?どのように練習していますか?
もし、発音記号が書かれている本をお持ちであれば、どのような口の動きなのか説明が書いてあるページを見ながら、一つ一つ言えるように練習するのもおススメです。
日本語の音にはない「fやth」が言えるようになるのには、口の動きを理解するしかありません。日本語と英語は、唇や舌や口の開け方が違うので日本語にある音で、どうにかして出そうとすると違う音になってしまいます。
音源とそっくり同じように言えることで、英語の音を聞き取ることができるようになるのです。
長い文章を音読する場合は、チャンクを意識しながら読んでいきましょう。あらかじめ、自分でチャンクに区切るのもいいですね。
チャンクというのは、意味ごとのかたまりのことです。意味のかたまりごとに、スラッシュを書きます。音源の話し手が、息継ぎをするタイミングで区切る方法でもいいでしょう。
意味を考えながら音読することで、その単語や文章を実際に使える力がついていきますよ。
音読を始めたとき、「これで本当に力がつくのか」と不安になりませんか?効果が出るには、ある期間は続けることが必要になります。
音読の効果が出るのには「20分を1か月は継続する」「文章につき30回以上する」と言われています。
英語の勉強は、目に見えて効果が分かりにくいですよね。しかし、水を入れ続けているバケツの水がいつかあふれるように、効果が出る時が必ずやってくるのです。
諦めずにチャレンジしましょう。
一定期間、繰り返し読むのであれば、お気に入りの文を選びましょう。意味が分かって、音源があって、気に入っている文章であれば完璧です。
ELLLOという英語の学習サイトをご存じですか?この学習サイトでは、音源とスクリプト、ボキャブラリーと問題が公開されています。
もし、気に入った文章を持っていない人は、チェックしてみてはいかがですか?
音読の最終目的として、暗唱があります。暗唱とは、文章をスクリプトを見ずに読むことができる状態です。
暗唱することで、文章を完全に自分のものにすることができるのです。
あなたが暗唱した文は、今後スピーキングやライティングで使うことのできる財産です。
音読から暗唱へを目指して取り組んでみましょう。
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