グローバル化が進む現代社会において、『英語が話せる人材』は重宝されます。もしあなたが英語を得意とするなら、自分の英語力を仕事にどこまで活かすことが出来るのか興味ありませんか?そして、どのような仕事に就けるのかも気になりますよね。
この記事では、英語を活かせる仕事とその職業に就くために必要なスキルやTOEICスコアを紹介します。
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英語力が必須な人気のある仕事を紹介!

『英語を活かせる仕事』と言っても、使用する頻度や求められるスキル(スピーキング・リーディング・リスニング・ライティング)はさまざまなので、自分の適性に合う仕事を探しましょう。例えば、英会話が苦手なのに通訳者を目指すのは、『適正に沿ったスキルアップ』において、少し遠回りをしているように思えます。自分が持っているスキルを最大限に活かせる仕事は何なのか、一度、英語に関する資格や現在のレベルを挙げてじっくり考えてみましょう。

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ホテルスタッフ


ホテルの利用客に対してさまざまなサービスを提供する仕事です。配属先によって英語の使用頻度は異なりますが、海外のお客様をおもてなしする場面において、スムーズに受け答えが出来れば仕事の幅は広がります。特にお客様と対面するフロントスタッフは、リザベーションや問い合わせを英語で対応するので、リスニング・スピーキングのスキルが必要となります外資系ホテルでは、TOEICや英語の資格でハイスコア取得を求められますが、実務で必要なのは接客力、もといコミュニケーション能力の高さです。海外から来られたお客様に対しておもてなしの心を持ち、積極的にコミュニケーションを取れる人が求められる人材といえるでしょう。
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CA(キャビンアテンダント)


旅客機へ搭乗したお客様への機内サービス業務と緊急時に機内の安全確保を行う保安管理を担う仕事です。応募資格欄には国内外問わず、ほとんどの航空会社がTOEIC600点またはGTEC-LR240点以上の英語スキルを求めています。履歴書に英語に関するスコアが記載なければ面接官から理由を尋ねられるほど、英語力は合否に左右されます。基本的に英語を使ったコミュニケーションが得意かでどうかで即戦力になるか判断されますが、近年ではアジア圏の旅行客が増えてきているので、第二言語として中国語や韓国語の資格を取得することもアピールに繋がります。
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貿易事務


貿易に関わる業務を広くサポートする業務です。輸出入に関する書類作成や内容確認に加え荷物が安全に相手国の指定地まで届くよう手配します。職種は商社、メーカー、フォワーダーとさまざまです。物流の範囲は国内だけでなく海外にまで及ぶため、商社では高いビジネス英語レベルを求められます。しかしメーカーやフォワーダー会社では最低限の読み書きができること(TOEIC600点付近)が条件となっていることが多いです。実務では、海外の取引先と英語でメールや電話をする『コレポン業務』が多いです。頻繁に使用する定型文を覚えておくと困りません。なお、取り扱う書類や契約書は全て英語のためリーディングのスキルが重要になります。
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外資系企業


上司や同僚みんな外国人で、社内公用語は英語?と敷居の高いイメージのある外資系企業。外資系とは “外国法人又は、外国人が一定程度以上の資本を出資する日本の企業をいう。”(参照:Wikipedia)と定義されており、実際は社員のほとんどが日本人のため、普段のコミュニケーションで困ることはありません。しかし、本社や支店の外国人と意思疎通が出来なければ仕事上トラブルになりかねないので一定以上の英会話スキルは必須となり、採用時にTOEIC800点以上求められるケースが多いです。TOEICセミナーやオンライン勉強会を積極的に行われる企業も多いため、働きながら知識を身に着けられます。また社内ミーティングで英語を使ってプレゼンする機会が多いので、意見を英語で伝え相手の話すことも理解できる必要があります。
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バイヤー


トレンドや顧客ニーズに合わせた商品を分析し、買い付けをする仕事です。取り扱い範囲が海外に及ぶなら高度な英語力が必要となります。フリーでなく企業に就職する場合は、採用時にTOEIC750点以上または外資系企業での勤続経験を求められます。十分なビジネス英会話スキルがあれば、交渉相手の些細な感情表現に気づき、営業トークを発揮してスムーズに商品の買い付けを行うことが出来ます。バイヤーは交渉力が大事ですが、前提としてビジネス英語を母国語のように操るレベルの高い英語スキルがないと難しいです。積極的にコミュニケーションを取り、常に新しいことにチャレンジしたい人におすすめの職業です。
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英会話スクール教員(児童向け)


クラスの準備やレッスン、生徒数増員のための営業やイベントの準備と体力がいる仕事です。レッスンに向けての予習復習や、研修に参加して日々スキルアップをすることが大事です。また、そうした姿勢は子供たちにも見られています。児童向けのスクールならTOEIC700点程度を求められますが、スコアよりも指導者として正確な英語(正しい文法・発音)を教えられる知識が実務では求められます。もし、あなたが間違った英語を教えてしまったら、子供はレッスンで習ったからと誤った英語を吸収してしまいます。そうならないためにも、しっかり自分が正しい英語を使えられるよう日々の学習がマストになるのです。
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翻訳家


海外の言葉で書かれた文章を日本語に翻訳する仕事です。対象は、小説や絵本、ビジネス書籍に漫画、アニメ、映画とさまざまです。必須の資格はありませんがTOEIC900点以上や英検1級以上JTA公認翻訳専門職資格試験を就職する際のアピール材料として取得する人も多いです。翻訳家に重要視される力はリーディング力です。正しい英文法を身に着け常に海外の時事問題に目を向けることで、読み手にネイティブな表現でわかりやすい文章を届けることが出来ます。働き方は、翻訳専門会社に就職する人もいますが、多くはフリーで働くケースが多いです。そのためクライアントから一人の翻訳家として信頼と実績を高めて仕事を多く依頼されるよう目指しましょう。
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通訳者


異なる言語を話す人達の言葉を訳して、コミュニケーションをサポートする仕事です。高いリスニング・スピーキング力が問われ、TOEIC900点以上の英語スキルを要します。通訳方法の種類は大きく3つあり、①同時通訳(一方の話を聞きながら同時に翻訳した言葉を伝える)、②逐次通訳(話している側が言葉を区切って喋り、通訳者が区切りのパート毎に訳す)、③ウィスパリング通訳(聞き手の後ろから話された言葉をささやくように訳す)と、通訳を行う場所によって手法は異なります。通訳者としてレベルアップするには、単に話された言葉をそのまま訳すのではなく、その国の文化や宗教や歴史を理解し本当に伝えたいことを汲み取る必要があります。
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働きながら英語を学びたい人へ

英語に関わる仕事に転職したい人や英語力をもっと高めたい人にとって、ネックになるのが英語学習の時間が取れないことです。しかし、グローバル化が進む現代社会において、多くの英語学習サービスが提供されています。働きながら勉強するのは無理…と諦めず、まずは自分が始めやすそうな学習ツールを選び、スキマ時間に始めてみませんか?
ここではおすすめの学習サービスを紹介します。
英会話スクールへ通う
今はレッスン形式と自宅学習形式の2パターンのスクールが多いです。
外国人ボランティアへ参加
日本に来た外国人観光客や留学生をお迎えして日本文化を紹介し、観光地を案内します。
スマホアプリでスキマ時間に勉強
無料で使えるアプリも多くあり、最も始めやすい学習法です。
YOUTUBEで英語専門チャンネルを登録
日常会話からビジネス英語まで幅広い実用英語を気軽に学ぶことができます。

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まとめ:得意な英語を活かしてグローバルビジネスへ踏み出そう!

いかがでしたでしょうか?
学生の頃よく「英語なんか話せなくても生きていける!だって私たちは日本人だから!」と笑っていたものです。しかし残念ながら、これからの日本社会においてグローバルビジネスの進出は進み、避けられないようになってきています。
英語力は、仕事の選択肢を広げることが出来る大きな武器であり世界中の人々と直接的にコミュニケーションが図れるツールでもあります。自分の持つ能力を社会の為、そして自分の成長のために存分に発揮したい方は、ぜひ海外に視野を広げてみてください。

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Takashi

TOEIC980点、VERSANT69点。
外資系製薬会社で4年間、翻訳家として勤務。その後、カナダ・オーストラリアへのワーホリを経験。現在は翻訳家、英語講師、ライターとして活動中。

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